♫  卒業/尾崎豊





プール トイレ 更衣室 忍び寄る俺

幻でリアルなおっぱい イメージしてた

チャイムが鳴り 教室のいつもの席に座り

前に座る女子の透けブラ見つめていた

ざわめく心 今 俺にあるもの

いやらしく思えて 勃起していた



放課後 街ふらつき 俺達は男ばかり

リア充カップル傍目に 寂しく歩いた

妬み声とクサイ息の飽和した店で

深夜アニメの エロシーン 語り合った

淫欲する心 刺激さえあれば

何でも知ったかぶってしゃべり続けた



中3で セックスなんて 出来やしなかった

夜の校舎 セーラー服探してまわった

エロ本探して シコり続けた 早くオトナになりたかった

信じられぬリア充のモテる秘訣について

探り合い いったい何 身についただろう

うんざりしながら それでも過ごした

ひとつだけ 解っていたこと

この童貞からの 卒業



誰かのオナネタの話に みんな熱くなり

自分がどれだけエロか 知りたかった

財布にコンドームは必要だと 頑なに信じて

備えあれば憂いなしと言いきかした

友だちにさえ強がって見せた

俺は他校にたくさんセフレがいるんだと


やがて誰も脱童貞とはいかなくなり

仮初めの愛 ソープ嬢に心奪われた

風俗嬢にモテる為に チンポ洗えと言うが

恥垢を舐めさせるエロさを強く信じた

大切なのは何  四十八手と

クンニするか手マンするかの区別迷った


ブサイクなデリヘル嬢 クソくらえと思った

夜の風俗 ピンクサロン ハシゴしてまわった

腰振り続け 射精し続けた 早く
ヤリチンになりたかった

信じられぬキャッチとの争いの中で

許しあい いったい幾ら ぼったくられただろう

うんざりしながら それでも通った

ひとつだけ 解ってたこと

この快感からの 卒業



卒業して いったい何解ると言うのか

嬢の名刺のほかに 何が残るというのか

人は誰もさかりのついたオス野良犬ならば

先生あなたは かよわき変態の代弁者なのか

俺達のエロス どこへ向うべきなのか

これからは SM嬢が俺を縛りつけるだろう

あと何度自分自身 射精すれば

枯れ果てる老後に たどりつけるだろう

仕組まれたシステムに 見て見ぬ振りをし

腰振った日々も 終る

このソープからの 卒業

アケミからの 卒業