のび太「ド~ラ~え~も~~~~~~~~~ん!!」
ドラえもん「なんだいのび太くん、またジャイアンにいじめられたの?それともスネ夫に仲間はずれにされたの?それともしずかちゃんに嫌われたの?それともママに0点のテストが見つかったの?まぁ大体この4パターンのうちのどれかだよね?さぁどれだ?てか本当にさ毎度毎度いい加減にしてくれよ、たまには自分でなんとかしたらどうなんだこの程度のトラブル。そんなんじゃこの先社会でやっていけないぞ。一生ニートのつもりか?ああ?オイ?なんとか言ったらどうなんだ、このあやとりメガネwwwwww」
のび太「のっけからずいぶん毒吐くね」
ドラえもん「きみが泣きついてくるシーン、一体何回目だと思ってるんだよ。知ってる?視聴者もかなり食傷気味みたいで毎回苦情の電話がきてるんだよ。同じシーンの使い回しじゃないか!って。ぼくも面倒だしぶっちゃけいきなり道具出すシーンから始めたいくらいだよ」
のび太「それじゃストーリーにならないだろ!」
ドラえもん「いいんだよストーリーなんてどうでも。結局きみが道具を悪用してしっぺ返しを食らうオチだってのは皆わかってることだから。お約束ってこと、わかるー?」
のび太「今日は荒れてるね」
ドラえもん「居候も楽じゃねぇんだよ」
ドラえもん「…たばこ吸ってもいい?」
のび太「え?あ、…うん」
カチッ シュボッ
ドラえもん「ふーーーーー……」
ドラえもん「…最近どこもかしこも禁煙禁煙ってうるせぇよな」
ドラえもん「こちとら一日二箱吸ってる高額納税者だぞ。それなのに喫煙所は減るわ値上げはするわ、ふざけんなっての」スパ-
ドラえもん「男は黙ってハイライト……なんてな」
ドラえもん「あーダリーー……」フ-
のび太「あ、あの」
ドラえもん「あーー?」
のび太「そろそろ本題に入ってもよろしいでしょうか?」
ドラえもん「ッチ……だりぃなぁ……言ってみろ」
のび太「スネ夫が童貞卒業したんだって」
ドラえもん「!!!!!!!??????」
ドラえもん「冗談は顔だけにしとけクソメガネ。今なんつった!!!?」
のび太「スネ夫が………童貞卒業……したんだ……」
ドラえもん「ぐっ…………!!!!!」
ドラえもん「(俺ですらまだなのに…!畜生!!)」
ドラえもん「………クソッタレ、詳しく聞かせろ」
のび太「う、うん……スネ夫がこのあいだ、歌舞伎町に行ったらしいんだ」
のび太「あいつのパパの友達が○○系暴力団△△組の幹部なんだって。それで組の懇親会に親子揃ってゲストで呼ばれたんだ」
のび太「その幹部の人がスネ夫をすごい可愛がってるみたいでさ。懇親会のあとケツ持ちしてるソープに連れて行ってもらったんだって」
のび太「そこでアイツ何したと思う?店の嬢全員と30Pしたんだって。どんな初体験だよ」
のび太「そしてご丁寧なことにアイツときたら、全員とのハメ撮りまで見せびらかしてきやがったよ」
のび太「夏休みはフィリピンへ買春ツアーに行くんだって高笑いしてたよ、もう無茶苦茶だよ」
ドラえもん「………………」
のび太「……ドラえもん」
ドラえもん「……わかってる
生まれたことを後悔させてやる
文字通りギッタギタのメッタメタにして
そして最後には、細胞ひとつ残らず
ーーーーーーー消す」
のび太「頼むよ」
ドラえもん「事情が事情だしな」
ドラえもん「よもやこんな形で未来の拷問器具を使うときが来るとはな」
のび太「未来にも拷問器具ってあるんだ」
ドラえもん「かなりエグいぜ、見ない方がいい」
ドラえもん「グフフフ…どう痛めつけてやろうか…キヒヒヒ……」
ドラえもん「初体験がプロ相手に30Pだ?神が許しても俺が許さねえ…」
ドラえもん「これは裁きなんだよ、裁きを俺が与えてやるんだ…キヒヒ…」
のび太「あの、と、ところでさ」
ドラえもん「あ?」
のび太「ぼくも、その、ど、ど」
ドラえもん「なんだよハッキリ言えよな」
のび太「ど、童貞、卒業、したいなって…」
ドラえもん「はぁ?お前なに言ってんの?」
のび太「だって!!悔しいじゃないか!!」
のび太「出木杉はヤリチンだし、ジャイアンはレイプ魔!スネ夫はソープで酒池肉林!」
のび太「ぼくだけなんで!なんで!!……うっ……ううううー!!うわああ~~~~~~ん!!!」
ドラえもん「なんか今とんでもないことをさらっと言ってねえか」
ドラえもん「(まぁコイツの気持ちもわからんでもないな)」
ドラえもん「…仕方ねえなあ」
のび太「はっ!もしかしてソープ連れてってくれるの!?」
ドラえもん「子供が店に入れるわけないだろ」
のび太「じゃ誰か相手を探してくれるの?」
ドラえもん「お前みたいなの相手してくれる物好き、どこにいるんだよ」
のび太「じゃあどうするんだよ!」
ドラえもん「ダッチワイフで我慢しとけ。ほれ受け取れ。俺のお古で悪いがこいつはなかなか良いぞ」
のび太「きたねえな!お前の使ったダッチワイフなんか使えるか!」
ドラえもん「なんだとこの野郎!俺の和貴子をバカにするんじゃねぇ!!」
のび太「ご丁寧にダッチワイフに名前つけてんじゃねーよ!!」
ドラえもん「うるせぇ!!テメエは一生マスかいてろや!!!」
のび太「このクソダヌキ!!!!!」
ドラえもん「このクソメガネ!!!!!」
ドラミ「あの、お取り込み中悪いんだけど」
ドラえもん「ドラミ!」
のび太「ドラミちゃん!」
ドラミ「お兄ちゃん、また未来デパートで買い物したでしょ。間違ってウチに届いてたわよ」
ドラミ「はいコレ。それじゃ行くわね。喧嘩ばっかりしてないで仲良くしなさいね」
ドラえもん「なんだもう行くのか?ゆっくりしていけよ」
ドラミ「私これからお泊まりデートなの。あ、変なこと想像しないでよね」
ドラえもん「?!ちょ、ちょっと待て!なんだそれお兄ちゃんは聞いてないぞ!!」
ドラミ「なんでわざわざお兄ちゃんに言う必要があるのよ。じゃあねー」
ドラえもん「待ちなさいドラミ!まっ…!」
のび太「…行っちゃったね」
ドラえもん「……なんなんだよ……いつからアイツあんな雌の顔になったんだよ」
ドラえもん「はぁーー……」
のび太「…元気だしなよ、はいタバコ」
ドラえもん「あぁ……サンキュ」
カチッ シュボッ
ドラえもん「ふーーーー……」
ドラえもん「なーんか…どうでもよくなってきたわ…」
のび太「まあまあ。そういえば未来デパートで何買ったの?」
ドラえもん「あぁ、あれね……あれは確か……
!!!!
ドラえもん「…のび太くん」
のび太「え、なに」
ドラえもん「仮想現実って知ってるかい」
のび太「仮想……現実……??」
ドラえもん「Virtual Reality。略称VR。現物・実物(オリジナル)ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザーの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系」
のび太「難しくて何言ってるかわからないよ!」
ドラえもん「フフ…コイツは説明するより試した方が早いな」
パッパカパッパッパーーーーーーーン!!!
ドラえもん「Oculus Go~~~~!!」
のび太「オキュラス ゴー??なにこれゴーグル?こんなゴーグルどうでもいいから早く童貞卒業できる道具出してよドラえもん!」
ドラえもん「ええーい!まずはコイツで仮想体験してこい!!大人しくコイツを頭にはめろーーー!!!!」
のび太「うわ何をするやめ」
ドラえもん「スイッチオーーーーーーーーン!!!!!」
のび太「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
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ということで大変前置きが長くなりましてスミマセン。EG速瀬です。
Oculus Goを買いました。
あまりに前置きが長くなったので次回へ続きます。